2003.09.18入力開始〜2003.12.11新
2003年度
表現法(書くこと)〔後期・選択国英1・2〕
担当:萩原 義雄
 この講義を受講される方々へご連絡
 来週11日を第1次提出登録日とします。この11日に提出のできない方は、個々に対応することになりますので、MOを持参の上、研究室にお出で願います。対応日は、12月18日(木)までとします。そのうえで、更に改良訂正なさった方につきましては、来年1月15日(木)までお出し頂くことになります。

2003.12.11(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
プレゼンテェション(マイクロソフト・パワーポイント)提出方法
 12月11日(木)の1−201での作業及び提出受付を完了し、9月19日からの進行を終了させていただきました。
 今後の提出方法は、4−201(情報センター取り扱い事務所向かい側)及び事務備え付けから「jyoho_hフォルダ―」の「表現法(書くこと)」の提出用2003にご自分のファイル複写し、ご提出願います。と同時に、提出日時のご連絡を掲示板または、メールにてお知らせ願います。
 最終の締めきりは、1月15日(木曜日)となります。
 半年間、こちらの求めることがらに本当に真摯に取り組まれましたこと、その成果物を世に問うことができることに感謝し、お一人お一人が、大いに自身をもって人前でアピールできる日がくることを願ってやみません。そして、いつかどこか別なところで、お互いが顔を合わせ、笑顔で会話ができる日を楽しみにしております。半年間、そして一年間お付き合いいただきありがとう!

2003.12.04(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
 先回、せりふにおける「御」、すなわち「お、み、ゴ、ギョ」の使用について説明しました。とりわけ、「お」を用いた表現には畏怖・敬愛・親愛・愛好などと多種多様な用い方があることを実際のことばをもってつぶさに検証していきました。接頭辞「お」に接尾辞「さん」と「さま」さらに、くだけた表現の「ちゃん」を付加して語ることで、できるものとできないものとの確認です。ふだん、私たちは何気なく用いつかっていて、意識そのものが感得できなくなってしまっているのが、これらの一群のことばです。使い方が過剰になると、そこには違和感が生じてきます。その実例が使う人の持ち物である「帽子・手袋・マフラー・眼鏡」などやその周縁語彙「庭・台所」などに顕著に現れます。会話表現を活かせるか活かせないかは、この一連の「御」ことばに依拠することが多いからです。
 これらのことばを「せりふ」中に巧み取りいれ用いることが先回の課題です。そして、これを支える地の文との連関性が今期最後の説明となっていきます。
   「名文」と「明文」

2003.11.27(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
セリフの部分を考えてみましょう。それぞれが第三者の立場を使って会話を文章中で行なってみるのです。そこで、
 接頭辞「御」のつくことば「お・ゴ・み・ギョ」について
  接頭辞「お」を付加したことば表現(9、現代のことば「おの字」)
 職業名:「お医者さん○・さま○」と「おまわりさん○・さま×」「お相撲さん○・さま×」の使う、使わないの異なりはなぜあるのか?
    「お」を付加したことば表現を自分のなかで確認しておこう。
 メッセージをこめて人に表現するとき、「話し言葉」と「書き言葉」ではおのずとその使用領域が異なってきます。ご自分の文章のなかで「お」を付加したことばはどのように表現されていますか?また、敬意表現の意識をもって使用していますか?この点を確認しておきましょう。

2003.11.20(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
 皆さんの作品をひとつひとつ鑑賞してみました。ここで、絵は表現できても、セリフすなわち、この絵と対応するところの文章表現が実に大切なことであることをお話しましす。会話文・地の文・引用文〔名言・格言を大いに使って表現してみよう!〕などをうまく組み合わせていくことで、あなたでなければ伝えられないことばの表現をここで会得なさってみてはいかがでしょう。
セリフの部分を考えておきましょう。会話を文章中で行なってみるのです。

2003.11.13(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
 作業途中の進行状況をそれぞれが提出し、これをもって確認しました。そのうえで、動画資料の音声や絵画など導入を考える意味から、東映撮影所におけるアニメーションビデオ作成のHPなどにアクセスして、参考となる箇所を鑑賞してみました。

2003.11.06(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
 いよいよ、11月にはいり、内容面のことを取り上げていくことにします。そこで、本日は制作過程にあります一人ひとりの作品について中途ではありますがそれぞれ公開を行なっていくことにします。
 プレゼンの「電脳紙芝居」の資料に、ファイル名を付加しましょう。要領は次の如くです。
1,“氏名(ローマ字表記)”し、アンダバー(_)をして、“題名(ローマ字表記)”で提出します。
2,提出場所は、「jyoho_h」のフォルダ「書くこと作品」に複写して実施していきます。

2003.10.30(木) 講義概要 1−201教場 
表現法(書くこと)
 先週は、大学入試関係のことで千葉県市立銚子高等学校に出向き、日本語学全般の模擬授業(90分)を行ってきました。ということで、この時間を一回だけ休講とさせていただております。
 本日は、その折に使用しました12枚のプレゼンテェーション用の資料をここでお目にかけます。
 このなかでは、導入時における音(バックアンド・ミュージック)の使い方、文字資料と画像資料との配分、画像と画像との組み合わせ方、さらには動画の取りこみ利用、見本となる別分プレゼンテェーション用資料の導入利用などについて展開しています。これら一つひとつが巧く調和できてこそ、伝える側の意志と、そして受講される方々には、より分かりやすく、印象をもってことの要点を広く深めてもらえるのであると私自身自負しています。どうぞ、お楽しみください。
 そして、ご自身の制作に幾分なりともお役立ててみてはいかがなものでしょうか?

2003.10.23(木) 講義概要 1−201教場 休講

2003.10.16(木) 講義概要 1−201教場 
 構想の練り方、着想の為方
 ストーリー(筋書き)を立案してかからないとなかなか絵も描けません。今と昔を常に交錯しながら、外の人がどのように思っているのか、思っていたのかを探ってみます。そして、このなかから参考となる事象をメモ書きにしておこう。次に、自分にとって何が表現できるのか?それを自分が表現することで何を見出そうとしているのか?そして、何を求めていくのか?確乎たる書き手である自分を中心に据えて創造してみることになります。素材集めはコツコツ丹念に実施することです。ただし、コピーするのではなくノートやカードに手書き乃至、ご自分でPC入力することが大切なのです。そして、良き素材を見出した自分を褒めてあげよう!では、本日も始めていきましょう!
 ことばや表現に困ったら『類語国語辞典』(類語新辞典)を繙いてみると、こうも表現できるのかということに出会えるでしょう。

2003.10.09(木) 講義概要 1−201教場 
 さて、模様を選択できたでしょうか?
 コレより文字入力をしていきますが、画像面にはたくさんの文字表記はしません。
 セリフ部分の充実を図ることでクリアしていきましょう。
 図版は10枚以上を対象ととします。

2003.09.25(木) 講義概要 1−201教場 
書くことを創造してみよう
 余計なことは一切書かないところからはじまります。
1,書くべきことがらを箇条書きにしてメモ書き状態で列挙してみよう。
2,書き出したことがらに優先順位を決め、それに基づいて整理を開始する。
3,述べることがらの結論はただ一つにする。
  その理由については、話し方で学習した三 点方式を思いだし利用する。
 これが、今回のなすべき方法である。
 たとえ、報告書でも長ければ良いというものではない。むしろ、一枚目当てで見る側の眼を優しくとらえる工夫をなしたい。文字はできる限り大きくすべきところである。使用する用紙サイズだが、昔はB4サイズが主流であったが、今日ではA4サイズが最も適している
 さて、報告書は単簡をもって第一とすべきだが、これを用いて実際にプレゼンテーションする場合、わかりやすく伝えることが重要課題となってくる。直感力の乏しい者を常に意識しておかねばなるまい。そのための細目資料を必ず準備することも忘れては成るまい。むしろ、この方が骨が折れる代物〔数十枚になる〕となることは言うまでもなかろう。
 ここで骨の折れる作業を知っていただくために、何といっても「時代を感得する目」その要領を伝えなければいけない。何事も金銭はつきもの、資金調達は並々でないことが予期されよう。こうしたなかで、将来性を見通す目をもって科学的・客観的な内容説明がなされることをここでは期待するからだ。
 手順は簡単、1.8p幅の縦界線のカード10枚すなわち、長さ180pとする正方形に収まるいわば函形のカードを用意する。この札式のカードに見合う正方形180p×180pの絵図を書いてみる、この絵には背景や人物のしぐさなどを書き込んでいく。この函絵図に10枚区切りのシーンに見合う「セリフ(科白・台詞)」を書き入れる。時には逆転しても良い。先にセリフがあって後から絵が描かれてもさして問題ないから。その話す時間に応じて絵図及びセリフは作られていく。
 この方法を電子データ方式のなかに取り込んだのが“パワーポイント”という昔言葉で言うところの「紙芝居」なのである。皆さん方は、「WEB紙芝居」を知っていますか?また、実際に作成した経験がございますか?看る者には絵図が示され、見せる方には裏にセリフが書き込まれている。あの方式を電子の世界で実現していると考えてみればよいのである。
 だが、まだ家にパソコンという電子の機器が用意されていないものにとっては、上記に示したカードを応用すれば事足りよう。なぜ“カード”かといえば、切り離しが可能であるからだ。必要な情報は再度複写して何度でも使う。これがいい「キィーワード」や「キィーフレーズ」に化けるのだから不思議だ。
 では、自分の意見を述べてみようではないか。ここで独自性の性格が俄然ものを言う。臆病な者は、慎重になり、おちょこちょいな者は行動性に走る。このとき、いずれの者も疑心暗鬼に陥ること然りだ。そこで、とことん話しを聞き、とことん話す、いわばコミュニケーションが確固たるものとして再度登場する。これを「電子紙芝居」に仕立ててみる。ビジュアルなプレゼンテーションができるかできないかは、この相互のコミュニケーションが基礎にある。

2003.09.25(木) 講義概要 1−201教場 
 書くことの基本技術について  プレゼン

 パスワードとID登録はお済みですか?また、忘れてしまった方は情報センター2階の事務室受付で、早めに変更手続きを実施なさってください。とりあえずは、掲示板で出席の有無を確認しておきます。
 次にノート代わりにMO(640メガ・WIN版)をご持参なさってください。忘れた方はネット・ワーク上のご自分の保管サイトに当日の講義資料を複写なさってください。その上で、大学乃至ご自宅から再度保存しなおしてください。
 続いて、フォルダの作成(ファイルを開いて新規フォルダを作成を行なって行きます)はご自分が後で分明るように設定することが望ましいこととなります。大切なことは忘れがたいのですが、僅かな事柄については即座に忘れ行くものです。後でどこにしまい込んだのか、不分明にならないことが何より大切なのです。

2003.09.18(木) 講義概要 1−201教場 
 書くことの基本技術についてのガイダンス ―付帯:「千の風」について―
 《講義概要》
 次世代を超越して、人と人が出会うことのできる記憶媒体の形態として「書く」というパフォーマンスが存在します。何千年・何百年の過去の人物との出会える、いわば未来に残し、伝えようとするメッセィジ作成システムでもあります。これを受信した人が、これをどう見つめ、どう捉え、どう表現しているのでありましょうか。実際、書くことのシステム領域を認識し、その書きぶりを知り、次にあなた自身が次の世代へ伝えていくメッセンジャァとして書く技術をどう生かしていくかを含め、大いに考えてみたいと考えています。
 《講義の流れ》
 前期の最後に実施した話すパフォゥマンスをこんどは画像と文字という形態を用いて活写していきます。多くの書く要素を私自身が皆さんに毎回問いかけ、これをキャッチしていただき電子の紙芝居を作っていくことを試みます。書くことの素晴らしさ、楽しさを存分に味わってみてください。
1 電子紙芝居とは、いったいどんなものか?  実際、プレゼンティションします
   2 電子紙芝居(「パァワァポイント」の操作と手順)の説明
   3 画像面を最低十枚を設定構成してみます  画像面のファイル取り込みと加工
   4 画像に併せてセリフ文章を収録します  複写→再編成
   5 このなかに、名言名句・慣用句・四字熟語などをちりばめて調和の取れた文脈にし てみましょう
   6 接頭辞「御(お、み、ゴ、ギョ)」を用いた表現がどの程度反映されているかを知覚 してみましょう
   7 象徴語表現(オノマトペア)を入力し、場面を引き立ててみましょう
   8 二人称会話表現をとりいれ、会話表現がなされたものとしてみましょう
   9 作品提出し、これを実際に動かして見ましょう
 《講義評価とその方法》
 電子紙芝居による作品の提出をもって評価します。 画像面は最低十画面とし、はじめと終わりまでが一続きのものとして仕上げてください。評価は、4から8までの講義課題を基準点としまして採点します。
 情報センター1−201教場を使用のため、人数は、235名まで収容可能です。