終了しました.
参加者は 240 名でした.
ご参加いただいた方々,どうもありがとうございます!
前年度 (2022) ← → 次年度 (2024), 今年度
案内状と日程のファイル.pdf
↓上のファイルの内容↓調査?研究報告 | ||||
09:30?10:00 | 受付 | |||
10:00?10:10 | 開会あいさつ?日程説明 | |||
A | 10:10?11:00 | 関ヶ原合戦の布陣の形成 | 小池 絵千花(早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程1年) | |
B | 11:00?11:50 | 常陸江戸氏の城館 | 関口 慶久(水戸市教育委員会) | |
11:50?13:10 | 昼食?書籍交換 | |||
C | 13:10?14:00 | 出土遺物からみた山崎城跡 ―瓦?陶磁器の分析を中心に― | 堀 寛之(城郭談話会) | |
D | 14:00?14:50 | 永禄後半における今川氏と城 ―遠州忩劇と引間城― | 大石 泰史(静岡市文化財保護審議会委員?浜松城跡保存活用検討会委員) | |
テーマ報告 「山城の階段状削平地群」 | ||||
E | 15:05?15:15 | 趣旨説明「山城の階段状削平地群」 | 田崎 茂(中世城郭研究会会員) | |
F | 15:15?15:55 | 長野県の山城における階段状削平地遺構「削平地群」について | 三島 正之(中世城郭研究会会員) | |
G | 15:55?16:35 | 山城の階段状曲輪と多重帯曲輪を考える ―山形県の事例から― | 保角 里志(日本考古学協会会員) | |
H | 16:45?17:25 | 長野県松本市虚空蔵山城跡の調査 | 竹原 学(松本市教育委員会文化財課) | |
18:00?20:00 | 懇親会:大正大学 鴨台食堂 |
09:10?09:40 | 受付 | |||
09:40?09:45 | 事務連絡 | |||
J | 09:45?10:25 | 三木城攻めの付城における雛壇状曲輪群について | 金松 誠(三木市立みき歴史資料館) | |
K | 10:25?11:05 | 多岐にわたる階段状削平地の活用 ―出雲地方の事例を中心に― | 寺井 毅(中世城郭研究会会員) | |
L | 11:15?11:55 | 安芸における階段状削平(平坦)地群の事例検討 | 秋本 哲治(安芸高田市歴史民俗博物館) | |
11:55?13:25 | 昼食?書籍交換 | |||
M | 13:25?14:05 | 九州の中世城郭における小規模平坦面群 ―陣城の事例を中心に― | 岡寺 良(立命館大学文学部准教授) | |
14:05?14:20 | 休憩 | |||
討論会 | ||||
N | 14:20?16:10 | テーマ「山城の階段状削平地群」 | 司会?髙田 徹(城郭資料研究会) | |
16:10?16:15 | 閉会挨拶 | 八巻 孝夫(中世城郭研究会代表) |
紙上報告 | ||
P | “階段状削平地群”等の呼称について ―セミナー討論に向けて― | 髙田 徹(城郭資料研究会) |
Q | 北陸周辺における山城の階段状削平地群 | 佐伯 哲也 (北陸城郭研究会会長) |
R | 発掘調査からみた「階段状削平地群」 ―福島県河股城跡の調査成果を中心に― | 佐藤 啓 (公益財団法人福島県文化振興財団) |
S | 相模松田城の発掘された階段状削平地群 | 田嶌 貴久美 (中世城郭研究会会員) |
T | 階段状削平地群と堀切との土量の比較 | 西村 和夫 (中世城郭研究会会員) |
事後の レジュメの購入方法
拝啓 向暑の候,皆様におかれましては調査にご研究にご活躍のこととお慶び申し上げます.
全国の城郭研究者が一堂に会し,全国を視野におさめた研究成果の交換と研究者どうしの交流を深めようという目的で始まった全国城郭研究者セミナーも,今年で第 39 回を迎えることとなりました.
さて,皆様が山城へ踏査に行くと, 壁 (切岸)と削平地のセットが階段状に続く遺構を見かけることがあるでしょう.これらは場所によらず,尾根上山腹部,谷筋にもあって,臨時の城か恒常的な城かも問わないようです. 全国的に類似する遺構が多く確認されており, 今回のテーマといたします. 各地の事例を比較?検討することによってこれらの遺構の目的?機能?構築時期についての展望が開ける可能性があります. すべてを網羅することはできませんが, 各地からの事例と発掘結果の報告を踏まえて,セミナーの場で実りある議論を行いたいと考えています.
また, 例年同様に,セミナー開催意義の原点たる個別研究成果の発表も企画しております.今年も各地の城郭の最新発掘成果や研究報告など,興味深い事例が揃いました. どうぞご期待ください.
皆様お誘い合わせのうえご参加くださるよう,ご案内申し上げます.
第39回 全国城郭研究者セミナー のテーマは,「山城の階段状削平地群」にいたしました.
皆様が山城へ踏査に行くと,壁(切岸)と削平地のセットが階段状に続く遺構を見かけることがあるでしょう(図 1).これらは場所によらず,尾根上,山腹部,谷筋にもあって,臨時の城か恒常的な城かも問わないようです.全国的に類似する遺構が多く確認されているので,各地からのご報告を比較?検討することによって,目的?機能?構築時期についての展望が開ける可能性があります.そこで,今回のテーマとして適切であろうと判断いたしました.
この階段状削平地群についての論文は,1985 年まで遡るようです.大津市立葛川中学校教諭だった石田敏氏が『近江の城』という月刊誌で,この遺構を「雛壇状阻塞」と名付けて論じています.その後は,この遺構について正面から取り組んだ論文は見当たらないようです.階段状の削平地群は,山城においてはよくある当たり前の遺構であるとして,誰も問題視しなかったからかもしれません.この遺構については,後世の耕作地だったものもある可能性もあり,また耕作地と城の遺構とが混ざって境目が分からなくなっている場合もあります.今回,議論の中で慎重に確認していくつもりです.
最近の研究者の諸兄がこの遺構について言及した内容を,簡単に記してみます.
全国の山城では,多くの階段状削平地群が見られます.今回すべてを網羅することはできませんが,できるだけ多くの地域から紙上報告を含めてご発表いただくことにしております.各地から事例とその作られた目的?機能?構築時期についてご報告いただき,発掘結果のご報告も踏まえて,セミナーの場で実りある議論を行いたいと考えています.
また,この遺構の呼称(セミナー実行委員会では「階段状削平地群」としました)は,「雛壇状阻塞」,「階段状地形」,「連続腰曲輪群」,「桟敷段状阻塞」,「段状の曲輪群」,「削平地群」,「雛壇状曲輪群」,「小規模平坦面群」など,研究者の方々がそれぞれ多様に名付けています.呼称についても,共通の見解ができればよいと考えております.
※ 駐車場はありません.
確認:スマホには PC からの返信が届かないことがよくあります.ご注意ください.
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参加なさる方は,下記のボタンからお申込みください(申込みフォームが開きます).
→ 締め切りました.
宛先: zenkokujoukakuseminar@gmail.com
件名: 全国城郭研究者セミナー/参加申込みへのコメント
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履歴: | 2022-11-03 | Web ページの公開 |
2022-11-03 | 一般報告の公募 | |
2022-12-29 | 一般報告の公募締切り | |
2023-01-31 | テーマを掲載 | |
2023-02-13 | 予定会場を掲載 | |
2023-02-28 | 趣旨説明を掲載 | |
2023-03-20 | 会場を確定 | |
2023-06-05 | タイトル画像の掲載 | |
2023-06-05 | プログラムと案内の掲載 | |
2023-06-05 | 参加者用会場案内図の掲載 | |
2023-06-05 | 受付を開始 | |
2023-06-12 | 紙上報告を追加 | |
2023-06-15 | 書籍交換の詳細を追加 | |
2023-06-26 | 各報告の記号を追加 | |
2023-07-03 | 申込み期限を1週間延長 | |
2023-07-12 | 申込み受付けの締切り | |
2023-07-13 | 紙上報告 T を追加 | |
2023-07-28 | 会場付近の案内図の更新 | |
2023-08-06 | 終了の掲載 | |
2023-08-07 | 集合写真の掲載 |