世田谷区在宅療養講座で学生展示企画
小野瀬ゼミの学生が、12月6日に世田谷区立保健医療福祉総合プラザで開催された、世田谷区保健福祉政策部保健医療福祉推進課主催による在宅療養講座「わたしらしい生き方、暮らし方を考える~知っておきたい在宅療養~」において、ACP(アドバンス?ケア?プランニング:人生会議)(注)の啓発展示を行いました。
注:人生の最終段階において、自身が望む医療やケアに関する考え方やその根本にある想いを家族やパートナーなどの信頼する人、医療?介護担当者と繰り返し話し合うことをACP(アドバンス?ケア?プランニング:人生会議)といいます。(世田谷区ウェブサイト:https://www.city.setagaya.lg.jp/03662/3379.html)
この講座は、区民の方に在宅療養やACP(人生会議)を広く知っていただくために開催され、医師、看護師、地域包括支援センター職員の方が登壇されました。
人生の最終段階について考えるのは、心のどこかで引っ掛かりを感じる方も多いと思います。学生たちは、少しでも抵抗を減らそうと、親しみやすい啓発ポスターのデザインで世田谷区にこの概念を広めようと活動しています。2023年から続くこのプロジェクトも3年目を迎えます。今回は新たな情報を盛り込んだ展示を行いました。
学生の展示は非常に意義深いものとして知られ、来場者からは「心をうたれた」「大変すばらしい。展示が今日だけなのがもったいない」といった好評の声をいただきました。
今回の企画の中心となった 髙倉 桃伽 さん(経営学科3年?埼玉県立伊奈学園総合高等学校卒)は「今回の展示が、一人でも多くの方にACPの重要性を届け、自身の意思と向き合うきっかけとなっていたなら幸い」と企画の成果を振り返りました。また、ACPを考えるツール「わたしのパズル」を制作した田中 優愛 さん(経営学科3年?東京都立深川高等学校卒)は「パズルという観点があっているかどうか不安でしたが、講演のスライドの中にパズルの表現があり、安心しました」と制作の苦悩を話しました。
同ゼミは今後も世田谷区と連携しながら、ACPの普及啓発に貢献してまいります。
(T.K)
経営学部