禅文化歴史博物館The Museum of Zen Culture and History

第5回 ふれあい禅寺めぐり 『大本山總持寺』

その他の催事
Date:2007.05.09
納冨先生の講演
坐禅
中食

毎年恒例の「ふれあい禅寺めぐり」、今回は特に皆様から要望の高かった、禅寺での坐禅体験や精進料理を実践するべく曹洞宗大本山總持寺を訪ねました。
總持寺は、鎌倉時代から禅の修行道場として、全国から多くの修行僧が集まり、日々修行に励んでいる曹洞宗の大本山です。
はじめに總持寺宝物殿館長 納冨 常天先生より、總持寺の歴史についてご講義いただき、總持寺についての理解を深めた後、修行僧の案内により、紫雲台(しうんたい)、大祖堂など諸堂を拝観しました。
鏡のように磨き上げられた百間廊下では、この日も修行僧が床を拭いていました。
そして、衆寮にて今回の主な目的である坐禅体験。修行僧の丁寧なご指導のもと、坐禅、経行(きんひん)、また坐禅、と坐禅三昧。長時間にわたりただひたすら坐りました。
曹洞宗では、食事をとることも修行のひとつとされています。食事をいただけることに感謝しつつ「五観の偈」を唱和し、法話に耳を傾けつつ精進料理を賞味し、禅の食事作法を学びました。
午後は雨もあがり快晴となり、納冨先生のご案内で向唐門(勅使門)、後醍醐天皇御霊殿?總持寺五院開基墓地等を見学し、總持寺宝物殿では学芸員から貴重な宝物について解説していただきました。
広大な境内はとても一日でまわりきれるものではありませんが、緑に満ちた静寂の禅寺で、充実した一日を過ごしました。
なお解散後は有志による著名人の墓めぐりも1時間程行われご苦労様でした。
総勢50名もの方々にご参加いただきありがとうございました。

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