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【文部科学省】不正使用事案にみる日頃の業?務におけるリスク

お知らせ(研究助成関連)
Date:2017.08.29

研究者 各位

文部科学省より、研究費の不正利用防止について以下の通知がありました。

文部科学省(競争的資金調整室)からの通知内容

先般、京都大学(防災研究所)において、所属教員による不正使用(カラ出張)が
行われていたことが判明し、当該教員が懲戒解雇になった事案がありました。
<参考:京都大学HP>
本件の原因は、「当該教員の倫理観、規範遵守意識の欠如」であり、組織として、
ガイドラインの求める体制整備はできていたが、一部の部署において、運用面の
不手際(下記①~③)が遠因となり、長期間にわたる「不正使用」につながった
事案だと考えられますので、参考としてお知らせします。
①出張予定等について、研究室内での情報共有不足があった。
書類の事前提出のルールを守らない当該教員に対して事務から再三注意喚起
 はしていたものの長期間容認してしまっていた。
③旅費担当と勤務管理担当の間など、事務の担当部署間での情報共有不足があった。
各研究機関におかれましては、上記のようなケースが生じる場合もあることを踏まえて、
日頃の業務において、運用面の不手際を見つけた際は、関係者で情報を共有し、その不手
際にどのようなリスクがあるのかを確認した上で、是正していただくなど不正使用の防止
に努めてください。
不正使用が発覚した場合、その対応に係る膨大な業務?コストが生じることになります。
引き続き、適正な公的研究費の運営管理に努めていただきますようお願いいたします。
文部科学省HP
(研究機関における公的研究費の管理?監査)

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